HARDWOODの事例紹介

樹木傾きセンサー「ツリチル」
国内初導入事例
国営沖縄記念公園(海洋博公園)

観光地における樹木倒伏リスクの低減

沖縄県本部町に位置する国営沖縄記念公園(海洋博公園) (77ha)にて、樹木傾きセンサー「ツリチル」の設置を実施しました。リリース後の日本国内における初導入事例となります。公園内には沖縄美ら海水族館、熱帯ドリームセンター、海洋文化館、 熱帯・亜熱帯都市緑化 植物園、エメラルドビーチ等が併設されており、年間400万人超の来園者が訪れる国内有数の観光拠点です。

導入背景と対象樹種

観光地における樹木倒伏リスクの低減は、安全管理上の重要課題です。今回の設置対象は以下の4樹種:

  • ガジュマル
  • デイゴ
  • モクマオウ
  • アコウ

各個体にセンサーを装着し、揺動・傾斜の経時変化を常時モニタリングすることで、構造的安定性の評価やリスク兆候の把握を可能にします。

南根腐病と倒木リスク評価

南西諸島では、南根腐病による樹木の衰退・倒伏が深刻化しています。ツリチルによって取得される動態データから、感染木に特有の揺れや傾きのパターンを抽出し、早期検出モデルの構築可能性について検証を進める予定です。

研究的・社会的意義

倒木リスクの高い樹木の早期発見は業界の課題でありますが、その兆候を判断することは難しいことも多く、また未解明のメカニズムに対して定量的データに基づく安全管理モデルの構築が求められています。今回の導入は以下の点で意義があります:

  • 倒木予兆のデータ化と実証研究の基盤形成
  • 常時監視によるリスクマネジメントの高度化
  • 観光施設における樹木管理のモデルケース創出
  • 人と樹木の共存に資する社会実装の一歩

ツリチルを通じて、危険木の早期検知と倒木事故の予防に資する知見の蓄積を進めていきます。

モニタリングシステム

ツリチル専用のクラウド管理システムにより、リアルタイムで樹木の状態を監視しています。地図上で各センサーの位置と状態を確認でき、異常が検知された際には即座に通知を受け取ることができます。

©︎2025「国営沖縄記念公園(海洋博公園)」

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